−気まぐれ絵日記− >


第17回全国納豆鑑評会レポート
ねぶたの里に史上最多の224点。
第17回受賞者インタビュー
日本一は北海道の豆蔵さん。

No71 身近なIT
考えすぎはアイムタイアド(IT)
No70 世界最小の納豆屋
毎日12個は至高の12個

No.117 シュー納豆
ブルーベリーと黒豆が絶妙☆
No.133 カリカリスティック
カリッカリの皮の中に大粒納豆!
No.138 ポテチミルフィーユ
超かわいくて素敵! 今回は3層!






高速道路へ突入っ ●長野へ向けて
高岡彩愛でーす☆ 皆さん、こんにちは。納豆文化村の高岡彩愛(さら)です。鹿児島の鑑評会で農林水産大臣賞を射止めた増屋納豆店さんは、実は前回の農林水産大臣賞も川中島納豆で受賞しているのです。同じ商品で2度の日本一は、鑑評会史上初の快挙!ということで、彩愛は早速、同一商品での2度日本一の秘密を探りに、長野へ向かいました。
彩愛
この日は彩愛にとって初めての取材です! 社長からビデオも撮ると聞いていたので、うまくビデオの前で話せるのかどうかとか、納豆についての知識はほとんどない彩愛が増屋納豆店さんでうまく質問できるのかどうかなど、心配なこともありました。 でもそれ以上に、初めての納豆工場取材だし、日本一の納豆を間近に見ることが出来るということ、さらにもしかしたらそれが試食できるかも知れないことなど、期待感でいっぱいでした!


今日は柚香さんと彩愛が取材に行ってきます!
釈迦堂PAにてパート1

ラーメン食べたいよぅ
釈迦堂PAにてパート2

食べるの大好き☆な2人組みです♪
おやつを買いました

増屋さんまであと30分!
松代PAにて

ドキドキッ!緊張します!
増屋さんに到着ぅ!

コンビニの前で ●出発
朝7時半、東京体育館前に集合した私たちは、コンビニエンスストアで朝ごはんとおやつを買って、すぐに車で長野へ出発です。柚香さんはおにぎり、彩愛は3ヶ月の研修を終えた初取材の成功を祈って納豆巻きです(笑)。長野まで約270km、ちょっとしたドライブ気分です♪


●中央高速
中央高速に乗った頃から、いつものビデオ撮影の練習が始まりました。冬の透明感のある空気のおかげで、富士山や八ヶ岳や南アルプス、諏訪湖など、素晴らしい大自然を目の当たりに見ることが出来ます。ビデオ撮影も絶好調だし、私たちは大興奮でした!


彩愛:わあっ!南アルプスがきれいですねー!

柚香さん:ほんと!あの山の上の五重塔みたいな建物があるでしょ、あれ、私の実家なんだよ、あはっ☆

彩愛:えっ!すごいです!! ていうか絶対うそですよね…(笑)

柚香さんと飲むヨーグルト 最初の休憩地点、釈迦堂パーキングエリアでは、いろんな風景の前で写真を撮り、それから飲むヨーグルトを買って車の中でゴクゴクしました。
これは本当に飲む『ヨーグルト』というかんじで、とても濃厚で美味しかったです♪ヨーグルトのおかげで、やる気全身に充満です!

●インタビュー
増屋納豆店さんでは、柚香さんが鹿児島鑑評会のレポートの延長で、西條社長さんにインタビューしました。彩愛ももちろんインタビューに加わったり、その様子をビデオに撮ったりしました。

インタビューの様子 柚香さん:西條社長さん、農林水産大臣賞おめでとうございます。今回で2度目の受賞ですね。しかも、前回の農林水産大臣賞も今回と同じ川中島納豆なんですね。同じ商品で日本一を2回取られたのは、増屋納豆店さんが初めてで、素晴らしいと思います。今のお気持ちをお聞かせいただけますか。
西條社長さん 西條さん:有難うございます。とても嬉しいです。このような立派な賞にはしばらく縁がなかったので少し戸惑っています。

柚香さん:同じ商品で日本一に2回もなるということは素晴らしい快挙ですよね。

西條さん:8年前に取ったのは先代だったので、代が替わって私になってから、納豆の質が落ちたとは言われたくなかったので、今回受賞したことで質を守れているということが証明され、満足しています。

柚香さん 柚香さん:2回目日本一になった川中島納豆のこだわりを教えてください。

西條さん:うちの納豆の製法は少し変わっています。 圧を低めにし、煮る時間を長めにしています。一番こだわっているのは、納豆菌の組み合わせなのですが、これについてはごめんなさい、詳しくはお話できません。4年前に、大豆をナカセンナリからツブホマレに変えたのですが、製造方法は基本的には全く変えていません。ナカセンナリもツブホマレも、しまりやすくうまみが出やすいのが特徴の長野県産の大粒大豆です。大きすぎるという声をいただくときもありますが、昔ながらのやり方なのでやはり変えられませんね。

彩愛:ちょっとすみません!『アツ』って何ですか?

西條さん:圧というのは、大豆を煮るときにかける圧力のことですよ。

彩愛 彩愛:なるほど!低圧で長めに煮るということが、製法の特徴なんですね。あと、長野県産の大豆にこだわってる理由は何ですか?

西條さん:長野県産の大豆は納豆に適しているんですよ。形がそろっているし、皮が柔らかいという特徴も持っています。それに、地元のものを使いたいという気持ちも当然ありますしね。

彩愛:いわゆる地産地消ですね!ところで、川中島納豆の名前の由来について教えていただけますか。

西條さん:このあたりを川中島平というので、先代が地元の名前を頂いてつけました。思い入れも強かったようですよ。

柚香さん:川中島って言うと長野ですからね。それでは、工場見学をさせていただく前に、これからの抱負を教えてください。

西條さん:今までは先代が賞を取ったことでプレッシャーもありましたが、今回、同じ賞を取ることができたのでやっと先代に追いつけたし、顔向けもできると安心しています。これからも変わることなく、先代の味を、増屋納豆店の伝統として大切に守って行こうと思います。
柚香さん、彩愛:有難うございました!
彩愛ちゃんです 日本一の納豆のお話をお伺いして、納豆娘になりつつある彩愛です。
●工場見学
さて、いよいよ工場見学です。彩愛の初めての納豆工場見学、しかもそれが、今年の日本一の納豆を生み出した工場の見学だなんて!緊張です。彩愛にとっての初めての納豆工場は、大豆を蒸煮するための大きな釜や、納豆菌を噴霧したあと次から次へ自動的に正確に盛り込んでいく盛り込み器という機械など、興味津々でした。西條社長さんにたくさん質問をしてしまいました!


柚香さん:彩愛ちゃん見てみて!すっごいこの釜大きいよね!

彩愛:わぁぁぁぁ!超でかい!これで大豆を煮るんですか?

西條さん:これは蒸煮釜といってね、どこの納豆屋さんにもある釜ですよ。さっき事務所で圧を低めにして、煮る時間を長めにすると話しましたが、それをこの釜でやるんです。
西條社長さんと柚香さん 彩愛:わぁ!超感激!これでご飯炊いたら何斗炊けるんだろう?というぐらい おっきいですね!

西條さん:まさかぁ!これでご飯炊く納豆屋はいないんだけど(笑)

柚香さん:西條さん!この機械はすごいですね。次から次へと納豆が一定の量だけパックに入れられていますね。
西條さん:はい、これは盛り込み器といって、大豆を蒸煮した後に納豆菌を噴霧して、この盛り込み器で容器に盛り込んだあと、醗酵室で醗酵させるんですよ。

彩愛:この時点で納豆菌がかかっているわけですね。その納豆菌が醗酵室で大活躍して納豆になっていくんだぁ、ナットーく。ぷぷ!

柚香:蒸煮後の大豆にかかっているといわれても、実際には全然分かりませんね。
盛り込み器と柚香さん 西條さん:そうですね、納豆菌は無色透明ですからね。実は、さっきちょっと話しましたが、うちの納豆菌は、一種類の納豆菌だけではなくて、ちょっとブレンドしているんですよ。
柚香さん:えーっ、それってすごくないですか?でも、教えていただけないんですよね(泣)

西條さん:他社さんがどのようにされているか分かりませんが、納豆菌に関しては、増屋納豆店独自のノウハウを持ってますよ。でもね、企業秘密だから教えられないんですよ(笑)
西條社長さんと、先代の奥様と一緒に 西條社長と先代社長の奥様と一緒に、日本一の納豆に選ばれた川中島納豆を持って記念撮影をしました。 日本一になった納豆を持って、社長さんたちと一緒に写真が取れるなんて! すごく光栄なことで嬉しかったです!

大きいですね
蒸煮釜。でかいっ!

しゅばばばっ
盛り込み器。はやいっ!

実は高温の秘密の醗酵室
醗酵室。ひ・み・つ!

とってもだいず(笑)
だいずな倉庫☆

川中島古戦場で川中島納豆♪
川中島古戦場1

広いです
川中島古戦場2

銅像の前で
川中島古戦場3

おやつを買います♪
嵐山PAにて1

もう真っ暗です
嵐山PAにて2

川中島納豆オープンッ! ●取材完了〜!
無事増屋納豆店さんの取材が終わりました。西條さんの説明がとても分かりやすくて勉強になりました。今日の取材で彩愛は納豆についてかなり詳しくなりましたよ♪立派な納豆娘になってしまいました〜!

お土産に頂いた納豆を、もう車内で開けてしまっています(笑) やっぱり美味しい納豆はすぐ頂かなくちゃね☆ 香りもいいし、超粘るし、大粒で噛み応え十分だし、大豆の旨味もすごいし、おいしい納豆ってすごいね!私、なんて幸せなんだろう!ふふふ♪

これから川中島古戦場で、川中島納豆を持って写真を撮るので、おなかの中まで川中島納豆にしてしまった私たち☆すごいでしょ!準備万端ってこういうことなんですね、きっと!!


彩愛と川中島納豆 彩愛:車内では川中島納豆もいただいたし、あとは川中島古戦場で、川中島納豆を持って写真を撮りますよー!

●川中島古戦場にて
さて、川中島古戦場に着きました。広い原っぱが広がっていて、迫力のある銅像もあり、ここで行われた戦いの様子が再現されていました。川中島古戦場での戦いから壮大な時間の流れを感じて、とても厳かな気持ちになりました。


そこで出会った地元のカップルさんから、「撮影ですか〜?」と聞かれて、「実は今年の日本一の納豆なんですよ」と話すと、そのカップルさんはとても驚き、鑑評会の話などにも興味を持ってくださったようです。「今晩は納豆にしようか!」とも話されていて、とても嬉しかったです。
売店では、お姉さんが立派な美味しそうな、地元松代産の長芋を驚きの500円で売っていたので、もちろん1人1本ずつ買いましたよ☆


今夜はとろろ納豆で決まりっ 柚香さん:彩愛ちゃん!見てー!すごいよっ、バンザイしてるみたい!「日本一おめでとう!」って言ってるみたい!

彩愛:本当!バンザイしちゃってる!可愛いです!とりあえず写真しゃしんっ♪

長芋を厚めの輪切りにして焼き、ポン酢醤油をかけて食べると美味しいと、柚香さんに教えていただいたので、さっそく明日にでも挑戦してみようと思います☆
その横に何があるかと言えば、勿論納豆ですよーっ!とろろ納豆もいいかもね☆またまた食べることが頭をよぎっちゃいました!(笑)


●帰路
帰りの車の中では、またまたビデオ撮影です。今日のまとめの練習です。
柚香さんが撮っているときには、後ろからちょこちょこっと顔を出して笑わせてみたりして、わいわい楽しく撮影しました♪柚香さんと彩愛とで、かわりばんこに撮っているうちに、あっという間に東京へ帰ってきてしまいました。

練習してきたとはいえ慣れない納豆工場の感想などを言うので、何度も何度も撮り直し。 おかしいなぁ、こんなはずじゃないんだけど。でも最後にはちゃんと言えたものが撮れてますよ!
これからの気まぐれには動画もいろいろ出て来るのでお楽しみにネ☆
彩愛はこれからも頑張りますっ!


川中島合戦跡にて
とっても広い古戦場で写真を撮るものだから、何してるんだろうと結構注目されたりして…



高岡彩愛でした☆ ●感想
彩愛としては初めての取材だった上に、いきなり日本一の納豆ということで少し緊張していたのですが、 西條社長さんが、彩愛の初歩的な質問にも丁寧に答えてくださったので、納豆の奥深さを知るにつれて、どんどんと納豆の魅力に引き込まれてしまいました!

はじめて見たみた納豆工場では、納豆のいい香りの中で手際よく作業が行われていました。さすが日本一の納豆を作りだす工場だけあって、すごく清潔感のある工場でした。こういう工場でゆっくりと静かに醗酵している納豆を想像すると、とても神秘的だし、このようなゆったり感は重要なんだなと思いました。

これから納豆について、たくさんの知識をつけ、出来るだけ多くの方々に納豆の素晴らしさを広めていきたいと思います!一所懸命、そして楽しく頑張っていこうと思っていますので、これからも皆さん、彩愛に色々教えてくださいね!それにしても増屋納豆店さんの、工場に入った途端漂ってきたあのふんわりとしたいい香りは、特筆ものだそうです。

納豆文化村:高岡彩愛

有限会社増屋納豆店
〒388-8007
長野市篠ノ井布施高田650
TEL 026-292-0360/FAX 026-293-9736

彩愛
納豆文化村では数多くの納豆工場を見学してきていますが、工場の香りやにおいにはそれぞれ特徴があるようです。
隅々まで清掃が行き届いた清潔な工場は、やはり香りがとても素晴らしく、バランスの取れた、品質が安定したいい納豆が出来ているようです。
増屋納豆店さんは、今までの納豆工場の中でも、1、2位を争うくらいのいい香りだったそうです。
西條さんは日本一の納豆を作られた方なので、厳しいのかなと心配していましたが、とても温厚なお人柄で、優しく楽しく納豆の話をしてくださいました。
先代に続いて同じ川中島納豆で日本一を取られたこと、本当におめでとうございました。これからも日本伝統の食文化の代表としていい納豆を作り続けてくださいね。彩愛も応援しています♪

Copyright(C) 2001-2012 natto.com / All rights reserved